2011年10月10日月曜日

シェルスクリプト 四則演算

四則演算

シェルスクリプトで数値の演算を行いたい場合は、「expr」コマンドを使用します。例えは、変数に5と3を足した数値を格納したい場合、「変 数=5+3」と書くことはできません。変数には「5+3」という文字列が格納されることになります。シェルスクリプトでは、「変数=`expr 5 + 3`」と書きます。
「expr」コマンドで使用できる算術演算子は以下のとおりです。
算術演算子 意味
a + b aとbの和
a - b aとbの差
a \* b aとbの積
a / b aとbの商
a % b aとbの剰余
乗算の演算子は「*」ですが、UNIXでは「*」はワイルドカードという特別な意味がありますので、エスケープ文字「\」を使用して「\*」と書きます。また、演算子の前後のスペースは省略できませんので注意してください。以下は四則演算のサンプルスクリプトです。
expr_test.sh
#!/bin/sh
a=`expr 5 + 3`
b=`expr 5 - 3`
ab=`expr $a + $b`
c=`expr 5 \* 3`
d=`expr 5 / 3`
e=`expr 5 % 3`
echo "a=$a"
echo "b=$b"
echo "ab=$ab"
echo "c=$c"
echo "d=$d"
echo "e=$e"

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